白蝶真珠 価値

白蝶真珠 価値

真珠の中でも価値が高いと言われている白蝶真珠の価値や評価基準をご紹介。

  • 白蝶真珠の特徴
  • 白蝶真珠の宝石言葉
  • 白蝶真珠の色と魅力
  • 白蝶真珠の産出国
  • お手入れと保管方法
  • 白蝶真珠の価格と市場価値

白蝶真珠 価値

白蝶真珠の特徴

白蝶真珠は、南洋珠/ナンヨウダマ(South Sea Pearl)とも呼ばれ、熱帯西太平洋に生息する真珠貝の中でも最大級の白蝶貝の真珠です。

「南洋珠」の所以は、戦前に日本が南洋諸島と呼ばれる島々を占領していた時代に、これらの島々で白蝶貝を使った真珠養殖が盛ん

だったため「南洋珠」と呼ばれるようになったと言われています。

同じ南の海育ちの、黒蝶真珠は「南洋珠」とは呼ばれません。

白蝶真珠だけが「南洋珠」と呼ばれるのには、そのような歴史的背景が関係しているからだそうです。

貝は、内側に外から入ってきて吐き出せなかった異物から、体を守るため自らの分泌液(貝殻と同成分)で包み込み

分泌液の層を何層にも重ねていきます。

年月をかけて真珠層を重ねていったものが真珠となります。

白蝶真珠の特徴は、その大きさです。

アコヤ真珠は大きくても8mm程度ですが、白蝶真珠は大きいものだと20mmを超えるものもあります。

白蝶真珠の宝石言葉

【宝石言葉】

純真、無垢、純潔、長寿、健康)

【意味】

心を清らかに保ち健康で長寿を全うする

白蝶真珠の色・魅力

白蝶真珠と一口に言っても様々です。ホワイトからゴールドまで、さまざまな色合いがグラデーションのように存在します。

白蝶真珠の色が分かれている理由は、白蝶貝から採取されていますが、母貝である白蝶貝の種類によっては、採れるパールの色味が違ってくるからです。

白蝶真珠の種類は大きく分けて「ゴールドリップ種」と「シルバーリップ種」の2つに分かれます。

貝殻の内側がゴールド色の物はゴールドリップ種で、シルバー色の物はシルバーリップ種と見分けます。

シルバーリップ種の貝からはホワイト・シルバー系のものが採れ、ゴールドリップ種からはクリーム・イエロー・ゴールド系のものが採れるそうです。

白蝶真珠の産出国

主な生産地は、インドネシア、オーストラリア、フィリピン、タイ、ミャンマー、奄美大島などで養殖されていますが、オーストラリ

アとインドネシアの2カ国で90%を占めています。

海水温の高さから真珠の成長が早く、養殖期間も長いため真珠層の厚い真珠が採れます。

白蝶貝の特徴である大きさ、そして暖かい海によって、華やかで大きく巻きの厚さからくる重厚で格調の高さが、白鳥真珠の魅力です。

オーストラリア北方海域では、ホワイトピンクからブルー系の真珠を生み出すシルバーリップ種、フィリピン、インドネシア、ミャン

マー周辺ではピンクやナチュラルゴールド系の真珠を生み出すゴールドリップ種を養殖しています。

珠質の良いナチュラルゴールドには、「茶金色」と呼ばれとても稀少なお色がございます。

また、白蝶真珠のナチュラルゴールドは形のバリーエーションも様々です。

形は、ラウンドが最も評価が高いのですが、左右対称の美しいドロップは希少性も高くトップランクに評価されています。

それが、ペア珠となればさらに評価は高まります。

最近では、個性的なバロックやオーバルなども人気となっています。

白蝶真珠の母貝である白蝶貝の真珠層は、透明感のある真珠光沢と虹色の輝きは、

ROLEXやCartier等、高級時計のホワイトシェルダイアルに使用されています。

お手入れと保管方法

真珠は「酸と熱と水」に弱く酸性のものには注意が必要です。

夏場になると汗をかきますが、汗は弱酸性の為真珠に付着した場合は布などで拭くことをお勧めします。

また、パールを他する際は他のジュエリーとは分けて保管しましょう。

パールはその他の宝石に比べて柔らかいからです。ダイヤや貴金属と一緒に保管してしまうと傷つけてしまう恐れがあります。

やわらかい布や入れ物に小分けにしていれておくなどして、保管してください。

白蝶真珠の価格と市場価値

白蝶真珠の価値を決める品質は、サイズ、色、形、テリ、巻き、キズによって決まります。

【サイズ】

8mmから大きなものでは20mm程度となっており、アコヤ真珠に比べると大粒で華やかなサイズのものが多い。

【色】

ピンク、ホワイト、ゴールド、シルバー、グレー、クリーム等、色の種類も豊富です。特にゴールドやピンクが希少価値があります。

【形】

黒蝶真珠と同じでラウンド、ドロップ、サークル、バロック等がありますが、一般的には真円に近いほど価値がありますが、

最近は均整の取れた美しいドロップは評価が高く、それがペア珠となれば、さらに価値を高めます。バロックの個性的な形も需要が多くなっています。

【テリ】

真珠表面の輝き、滑らかさ、真珠層の均一さなどで評価が決まります。視覚的判断で、テリ、中テリ、ボケと分類されます。

【巻き】

巻きとは真珠層の厚さのことで、厚さの違いで重量感や深みが変わり品質に影響します。

白蝶貝は暖かい海での養殖のため、真珠層の成長が速く、巻きが厚いのが特徴です。

【キズ】

養殖・生産の過程で、さまざまな要因によりキズやエクボが生まれます。無キズの真珠は少なく価値に大きく反映します。

 

より市場価値が高いものをお求めなら金色をオススメします。金色のものは希少価値が高いとされており価格相場が上昇する傾向にある為です。

また、低価格のものをお求めならクリーム色や黄色をお勧めします。よく見かけるクリーム色や黄色などの淡いお色はは市場でも出回っている為、

比較的低価格で手に入れやすいとされています。

まとめ

白蝶真珠を身に着けるのは、自分の魅力を引き出す一つの方法です。

白蝶真珠を手に入れたら、是非大切に扱って、海の恵みを長く楽しんでください。

白蝶真珠の価値、評価基準をご紹介しましたが、御不明な点等ありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

RiZでは専門の鑑定士が常駐しております。

お手持ちの白蝶真珠が、現在どれくらいの価値があるのか、一度、把握されてみてはいかがでしょうか?

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