みなさんはお気に入りの革財布、どのようにお手入れしていますか?
毎日手に触れるものだからこそ、気分が上がるように良い状態をキープしたいですよね。
しかしながら革は生もので、かつては動物の皮膚として役目を果たしていたものです。
皮膚としての役目を終え、革財布となった今は外部からのお手入れがあって初めて美しく保たれます。
また、お手入れは自分の為に美しく保つだけでなく、何らかの理由で手放すことになった際の、査定額を引き上げるポイントにもなります。
そのためにも、しっかりとお手入れをして、お気に入りの革財布を美しく保ちましょう。
革財布の基本を理解しよう
革の種類とそれぞれの特性
革財布にはさまざまな種類の革が使われており、それぞれの特性を知ることで適切なお手入れが可能になります。
たとえば、植物タンニン鞣し革は自然な風合いが魅力で、使い込むほど味わい深い経年変化を楽しめますが、乾燥しやすいため定期的な保湿が必要です。
一方、クロム鞣し革は柔軟性が高く耐久性に優れているため扱いやすいですが、化学的な処理がされている分、自然なエイジングは控えめです。
スエードやヌバックといった起毛革は手触りが良く高級感がありますが、汚れが目立ちやすいため、専用のブラシやクリーナーが不可欠です。
このように、それぞれの革の特性を理解し、最適な手入れを行うことが革財布を長持ちさせる秘訣です。
革財布の経年変化(エイジング)の魅力
革財布の最大の魅力の一つは、使い込むほどに現れる経年変化、いわゆるエイジングです。
新品の状態では均一で硬さのある質感が、時間とともにしなやかさと自然なツヤが増し、唯一無二の表情を持つようになります。これは、革が使い手の脂や水分を吸収し、日常的な使用による摩擦や紫外線の影響が組み合わさることで起こる現象です。そのため、丁寧なお手入れと使用を繰り返すことで、一層美しいエイジングを楽しむことができます。
定期的に柔らかい布で乾拭きをしてツヤを引き出したり、革専用のクリームを使って栄養を与えることで、その魅力をさらに引き立てることが可能です。
革の弱点とダメージを防ぐ注意点
革財布はその美しさと耐久性で知られていますが、いくつかの弱点があり、適切な注意を払わないとダメージが生じることがあります。
特に注意が必要なのは水分と湿気です。革は水に弱く、濡れるとシミや変色、さらにはひび割れを引き起こす可能性があります。そのため、雨の日や湿度の高い場所では防水スプレーを使用して財布を保護することが必要です。また、直射日光に長時間さらされると色落ちや革の乾燥を招くため、保管場所にも配慮することが重要です。さらに、バッグの中で他の物と擦れることで傷がついたり、角が摩耗しやすいため、専用の収納ポーチを使って保護するのがおすすめです。
これらのポイントを意識することで、ダメージを最小限に抑え、長期間良好な状態を保つことができます。
毎日できる革財布のお手入れ方法
外出後にすべき汚れやホコリの除去
革財布を長持ちさせるためには、外出先から帰宅した後の汚れやホコリの除去が不可欠です。
ホコリや手についた汗による汚れが放置されると、革に染み込んで劣化の原因となる場合があります。まずは柔らかい布や革専用のブラシを使用し、表面についているホコリや軽い汚れを優しく払います。特に細かな隙間にたまった汚れは、馬毛ブラシなどの柔らかく細かい毛のブラシを使うことで効率的に除去できます。
このような簡単な一手間を習慣化することで、革財布の美しい状態を長く保つことができます。
ブラッシングや乾拭きのコツ
革財布を長期間きれいに保つためには、定期的なブラッシングや乾拭きがおすすめです。
ブラッシングの際は、馬毛ブラシを使用することで革を傷つけず、ホコリや汚れを効果的に取り除けます。ブラシを軽く動かし、表面を優しく磨くようにするのがポイントです。また、乾拭きをする際には柔らかな布、特にマイクロファイバークロスを使用すると効果的です。乾拭きは指紋や脂分を取り除くと同時に、革の表面を均一にならす役割も果たします。
これにより、財布の光沢を引き出しつつ劣化を防ぎ、いつでも清潔な印象を保つことができます。
直射日光や湿気から守る保管方法
革財布は自然素材でできているため、直射日光や湿気に弱いという性質があります。
保管場所によっては革が乾燥してひび割れたり、逆にカビが発生する恐れもあるため、適切な環境での保管が重要です。直射日光が当たる場所や湿度の高い部屋を避け、風通しの良い場所で保管しましょう。また、長期間使用しない場合は、通気性のある布袋に入れて管理するのがおすすめです。さらに、防水スプレーを使用して革を保護することで、日常のダメージを最小限に抑えることができます。
こうした適切な保管方法を実践することで、革財布の寿命をしっかりと延ばすことが可能です。
定期的に行う革財布の本格的なお手入れ
革財布は定期的に本格的なお手入れを行うことで、万が一革財布を手放す(買取に出す)ことになった時に、納得のいく査定額になることが期待できます。
しっかりお手入れを行い、買い替え時の査定額アップを目指しましょう。
革専用のクリームやオイルの選び方
革財布のお手入れには、専用のクリームやオイルが欠かせません。
これらは革に柔らかさと潤いを与え、乾燥やひび割れを防ぐ役割を果たします。選ぶ際には、財布の革の種類に対応した専用品を選ぶことが重要です。例えば、植物タンニン鞣しの革には保湿効果の高いクリームが適しています。人気ブランドの製品や高品質なレザーケア用品も試してみる価値があります。
革財布を長持ちさせたい場合、適切なクリームやオイルは必須アイテムです。
クリーニングクロスで汚れを落とす手順
革財布の表面に付着した汚れは、クリーニングクロスを使って丁寧に取り除くことが重要です。
まず、乾いた柔らかい布で表面のホコリや汚れを軽く拭き取ります。その後、革専用のクリーナーをクロスに少量取り、円を描くように優しく擦るのがポイントです。クリーナーを使うことで、革の毛穴に入り込んだ汚れをしっかり落とすことができます。
この工程を定期的に繰り返すことで、財布の見た目が清潔に保たれ、長持ちにも繋がります。
防水スプレーの効果的な使い方
防水スプレーは革財布を水や汚れから守るために非常に効果的です。
使い方としては、まず財布を清潔な状態にしてから使用することが大切です。20cmほど離れた位置からスプレーを均一に吹きかけ、全体に薄く膜を作るようにしましょう。一度のスプレーで十分な保護膜を作れるので、かけすぎには注意してください。また、スプレー後にしっかりと乾かすことで効果を高めることができます。
防水スプレーを活用すれば、レザー特有の質感を損なうことなく財布の寿命を延ばせます。
ダメージがある場合の修復方法
長く使い続けた革財布には、傷やひび割れが生じることがあります。
そのようなダメージを修復するためには、専用のケア用品を使用するのが効果的です。浅い傷であれば、革用クリームを柔らかい布に取り、傷部分を軽く磨くようにして馴染ませることで目立たなくなります。また、深いひび割れの場合は、レザーリペアキットを使用するとより本格的な修復が可能です。リペア前後にしっかり保湿ケアを行うことも忘れずに行いましょう。
ダメージの状況に応じて適切な対応をすることで、革財布を美しく維持することができます。
革財布に使いたいお手入れグッズ4選
汚れを払い落とすブラシ
まず、革財布のお手入れに欠かせないアイテムがブラシです。財布は予想以上にホコリや細かな汚れが付着しやすいため、定期的なブラッシングが必要です。革専用のブラシは、特に馬毛ブラシがおすすめです。
RiZオススメ 革お手入れブラシ
[コロニル] 国内正規品 馬毛ブラシ 革 靴 手入れ 汚れ落とし クリーニング メンテナンス 補修 靴磨き ブラシ
馬毛ブラシは柔らかく、デリケートな革にも優しく使うことができます。日常のメンテナンスとして、ブラシを使って表面の汚れを軽く払い落とすだけでも、華やかなツヤが戻ります。また、豚毛ブラシはツヤ出しに適しているため、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。革財布の寿命を延ばし、美しい外観を保ちたい方にとって、ブラシは手放せないツールといえます。
革の風合いを保つクリーム
次に必要なのが、革用のクリームです。革財布は使い込むほどに乾燥していくため、栄養を与え、適度な保湿を保つことが重要です。
クリームは皮革に必要な油分を補給すると同時に、柔らかさやしなやかさをキープします。使用する際は、少量をクリーニングクロスや指に取り、円を描くように優しく塗り広げるのがコツです。特に植物タンニン鞣しの革財布は乾燥によるひび割れが起こりやすいため、定期的なクリームケアが不可欠です。
RiZオススメ 革クリーム
[M.モゥブレィ] 靴 革小物用栄養・保革クリーム ソフトレザー対応 デリケートクリーム 乳化性 シミになりにくい ヌメ革にも
クリームを使用することで、肌触りの良いレザーの風合いを楽しむことができ、エイジングを長く楽しむことができます。
しみついた汚れにステインリムーバ
表面の汚れが落ちない場合や、指の油が原因で黒ずみができてしまった革財布には、ステインリムーバが役立ちます。
ステインリムーバは革専用のクリーナーで、革の素材に優しい成分で作られているため安心して使用できます。使用方法としては、柔らかい布に少量を取り、汚れた部分を優しく拭き取ります。この際、大量に使用すると革にシミができる可能性があるため、少しずつ慎重に行うのがポイントです。
RiZオススメ 革ステインリムーバ
[エム・モゥブレィ] 革靴用水性汚れ落とし ステインリムーバー 塩浮き スムースレザー クリーナー
日々のケアだけでは取り切れない汚れを解消するステインリムーバは、手入れアイテムの中でも頼れる存在です。
革の光沢を出すクロス
最後に紹介するのが、革財布のお手入れに欠かせないクロスです。財布の手入れには必ず柔らかい素材のクロスを使用しましょう。
スエードやマイクロファイバーなど、革専用のものを選ぶとより効果的です。ブラッシングやクリームの塗布後、クロスで軽く磨くことで、革の持つ自然な光沢を引き出すことができます。クロス自体が汚れていると逆効果になるため、清潔なものを使うことが大切です。美しい光沢がある革財布は高級感を演出し、大切に使われている印象を与えます。
RiZオススメ 革クロス
[サフィール] 柔らかい綿100% 多目的クロス 5枚入り コットン フランネル ポリッシュクロス 靴磨き 革製品 お手入れ 汚れ落とし 仕上げ 塗布 つやだし ホワイト
定期的なクロスによるケアで、使い込むほどに味わいが増す革財布を楽しみましょう。
革財布を長持ちさせるための活用術
使用頻度に応じたローテーションのすすめ
革財布を長持ちさせるためには、使用頻度をコントロールすることが重要です。
同じ財布を毎日使い続けると、革が早く劣化してしまう可能性があります。そのため、複数の財布をローテーションで使用することをおすすめします。たとえば、仕事用とプライベート用で財布を使い分ける、小型のミニマルな財布と大容量の財布を用途に応じて切り替えるなどの工夫です。ローテーションを行うことで、革が休息する時間が生まれ、乾燥やひび割れのリスクを軽減できます。
お手入れや防水処理を施した後は、一晩ほど保管して馴染ませる時間を確保するとさらに効果的です。
買った直後にやるべき初期ケア
革財布を購入した直後のお手入れは、その後の寿命や使用感に大きく影響します。
新品の革財布は見た目が美しい反面、革の表面が無防備な状態であることが多く、防水スプレーを使って保護膜を作ることが必要です。水や汚れに強い状態を作ることで、日常的なダメージへの耐性が向上します。また、初期の段階で革専用のクリームを薄く塗布して保湿することで、乾燥によるひび割れを予防し、しっとりとした質感を保つことができます。
このような初期ケアを怠らないことで、革財布の美しいエイジングを楽しむための土台が整います。
使うシーンや環境に合わせた工夫
革財布を長持ちさせるためには、使用シーンや環境に応じた工夫も大切です。
たとえば、雨の多い季節には防水スプレーで水気を弾く処理を施し、高湿度や直射日光を避けた保管方法を徹底します。また、アウトドアシーンや移動が激しい場面では、傷がつきにくい仕様のカバーを一時的に使用するのも効果的です。さらに、革財布を使う際は汚れた手で触れることを避けるように心がけましょう。汚れがつきにくい状態を保つことで、クリーナーやブラシによる後々のメンテナンス負担が軽減されます。
自分のライフスタイルに合わせて適切な使い方を意識することで、革財布の美しさと機能を長年保つことができます。
長年愛用した革財布の買い替えはRiZへ
今までお手入れをしっかりしてきた、思い出の革財布もRiZならかならず“新しい価値”として次の使い手の方にバトンタッチします。
財布のトレンドは短いといわれていますが、日本でのトレンドが海外でも同様であるとは限りません。海外であなたの想いでの革財布が、まさに新しい価値として流通する可能性があるのです。
もし革財布を買い替えたくなったら、まずはRiZにご相談くださいませ。
広い販売網を持っているからこそ、あなたの思い出の革財布を新しい価値として正しく査定いたします。
RiZでは全員が真贋査定が可能なので、安心してお任せください。
![](https://1048.me/wp-content/uploads/2024/08/prof_kuwahara.png)
株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。