こちらの記事では、メルカリで物を売るデメリットや、他のアプリや買取業者との違いについて解説します。これから不用品の売却を検討している方は、参考にしてみて下さい。
メルカリで売るデメリットはある?
近年はメルカリ、ラクマ、PayPayフリマなど、多くのフリマアプリが不用品の売却に利用されています。
これらのフリマアプリに共通している大きなデメリットは、売り手も買い手もプロではなく一般人であることです。
つまり、プロが査定をして取引価格が決まるわけではないため、適正ではない価格で取引が成立してしまう可能性があります。
少額の商品であればそこまで問題はありませんが、ブランド品や高級時計などは下手をすると安く買い叩かれてしまい、数万円単位で損をしてしまう可能性もあるでしょう。
他にも細かなデメリットが複数あるので、詳しくは次章で解説します。
メルカリで売るデメリット
こちらではメルカリで売るデメリットを5つ紹介します。
相場と異なる価格で売ってしまう可能性がある
メルカリでは出品者が自分で販売価格を決められます。
それ自体がメリットととらえられがちですが、相場より安く売ってしまう可能性がある点はデメリットです。
適正な価格で売るためには、同じ商品や類似商品がいくらくらいで取引されているのか、市場調査をする必要があります。
Amazonやヤフオクなど、複数の中古品販売サイトをリサーチしなければ、中古市場での正確な相場を把握するのは難しいでしょう。
逆に、相場よりも高い価格で売ってしまう可能性もあります。
通常、買取業者に買い取ってもらう際は、使用感の程度によって買取価格が変わりますが、アプリで取引する際は買い手が写真から判断するしかありません。
商品が届いてから「こんなに状態が悪いなら、もう少し安くして欲しかった」などの苦情をもらう可能性があります。
10%の販売手数料がかかる
メルカリを使って物を売ると、都度10%の販売手数料がかかります。販売価格の10%分、利益が減ってしまうのです。
1万円で出品して取引が成立した場合、10%分の1000円を引いた9000円が出品者の利益になります。
さらに、メルカリでは出品者側が送料を負担しないと売れにくい傾向があります。つまり、9000円の利益からさらに送料を引いた金額が、最終的な利益ということです。
なお、販売手数料は他のフリマアプリでも同様にかかります。メルカリが10%であるのに対し、ラクマは6%、PayPayフリマが5%であり、他のフリマアプリと比較しても手数料は高いと言えるでしょう。
出品や発送の手間がかかる
メルカリに出品するためには、商品の紹介文や写真の登録が必要です。
スムーズに売るためには魅力的な紹介文を書いたり、写真を撮る必要があり、そこそこの手間がかかります。
また、人気の出やすい商品の場合は複数のユーザーからコメントで質問が届きます。質問の内容次第では追加で写真を撮ったり、商品情報を調べたりすることも少なくありません。
さらに、取引が成立した後は梱包作業や発送作業が発生するため、細かい作業が面倒な人にはデメリットと言えるでしょう。
ユーザー数が多い
メルカリの発表によると、2022年10月時点で月間利用者数は2075万人を突破しており、2022年11月には累計出品数が30億品に達しています。
このようにユーザー数が多いことはメリットでもありますが、それは同時に、似たような商品を出品する競合が多いことも意味しています。
商品によっては、自分が売りたい価格よりも安くしないと売れないケースも少なくありません。
ユーザーの質にばらつきがある
メルカリはフリマアプリですので、ユーザーは基本的に安く手に入れたいと思っている人がほとんどです。
そのため、中には無礼な態度を取ってきたり、過度な値下げ交渉をしてきたりする人もいます。
ユーザー数が多いからこそ、一部そのようなユーザーも存在することは出品者にとってデメリットと言えます。
メルカリで売るメリット
続いて、こちらではメルカリで売るメリットを3つ紹介します。
自分で売値を決められる
買取業者に売る際は、基本的に査定結果を受け入れるか、買取自体を断るしか選択肢がありません。
その点、メルカリでは出品者が自由に売値を決めることができます。
「10万円で買った物だし、半年くらいしか使っていないから7万くらいで売れるかな?」という具合に、自分の感覚を基準に価格を設定できるのです。
ただし、その価格で売れるかどうかは話が別ですので、相場を理解した上で適正な価格に設定しないと売れ残ってしまう可能性があります。
売れるまでのスピードが早い
メルカリは認知度が高く、アクティブなユーザー数が多いため、出品してから売れるまでのスピードが早いです。
価格設定が相場と乖離しているか、相当ニーズがない商品でもない限り、数日で売却できます。不用品を1日でも早く売って現金化したい人にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
金銭トラブルが発生しにくい
メルカリでは、アプリで用意された決済方法以外の方法を促す行為やアプリ外での直接取引を禁止しています。
金銭トラブルを防ぐため、支払いから支払いの事実確認までをアプリで完結できるようにしているのです。
違反した場合は商品削除や利用制限などのペナルティを設けているため、出品者は安心して商品を出品できます。
個人間の取引で金銭トラブルが発生しにくい点は、メルカリを利用する大きなメリットと言えます。
買取業者に売るメリット・デメリット
こちらでは、買取業者に売るメリットとデメリットについて解説します。
ブランド品や高級時計などの高額商品を売りたい方には、フリマアプリよりも買取業者の利用を推奨していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
メリット
・全て任せられる
買取査定の大きなメリットは、手間がかからないという点です。
査定に出せば基本的に全てスタッフが対応してくれるため、面倒な手続きはほとんど必要ありません。
また、最近では店舗に出向かなくても、買取業者が自宅まで査定に来てくれる「出張買取」をおこなう業者も増えています。
なお、RiZでは「LINE買取」も行っており、LINEで商品画像を送るだけで査定をしてもらうことが可能です。
査定結果に問題がなければ、あとは商品を発送するだけで作業が完了するので、自宅にいながら気軽にお売りいただくことが可能です。
フリマアプリと同じように自宅から手続きできて、全て任せられるのはメリットと言えるでしょう。
・適正価格で売れる
買取業者に売る場合、売り手側から価格を指定することができません。
しかし、その代わりにプロの鑑定士が明確な根拠を元に買取価格を決めるため、相場から大きく離れた額で取引されることは基本的にありません。
特にブランド品や高級時計は取引額が大きいため、適正価格で買い取ってもらうにはプロの鑑定士に査定してもらうことが必須と言えるでしょう。
・すぐに現金化できる
フリマアプリの場合、出品してから売れるまでに少なくとも数日を要します。
取引が完了するまでは売却した分の金額は入ってこないため、現金化されるまでにタイムラグが発生するのです。
その点、店舗型の買取業者を利用すれば、売ったその場で現金化が可能です。
デメリット
・売値を自分で決められない
メルカリなどのフリマアプリでは自分で売値を決められるため、納得のいく金額で売れるまで粘ることができます。
一方で買取業者を利用する場合はそうはいきません。どれだけ価値があることをアピールしたとしても、希望する金額で買い取ってもらえることは難しいでしょう。
もちろん、複数の買取業者に査定を依頼し、相見積もりを取るという方法もありますが、その分労力がかかります。
また、買取業者の査定基準は業者ごとにそこまで大きな違いがないため、買取価格が違ったとしても、相見積もりを取る労力に見合うほどの差益を得られる可能性は低いでしょう。
・業者選びで失敗する可能性がある
買取業者を利用する上で注意したいのが、業者選びです。
特に限定モデルのブランド品や高級時計、金製品の買取を希望する場合は、できるだけ買取実積が豊富な業者か、それぞれの商品を専門に買取業者を選ぶことをオススメします。
金製品に関しては、重量によって買取金額が大きく変わるので注意が必要です。
18金のメガネフレームやジュエリーのように、金以外の物質と接着している商品は分解査定によって正確に重要を量るのが一般的ですが、中には分解査定をしない業者もいます。
分解査定をしなければ重量を誤魔化しやすくなるため、適正価格よりも安い価格で買い取られてしまう可能性があります。
ブランド品や高級時計、金製品などを売りたい方は、事前に業者のホームページを見て慎重に選ぶようにしましょう。
メルカリはデメリットを理解した上で利用しよう
ここまでお伝えしてきたように、メルカリのようなフリマアプリにも、買取業者にもそれぞれメリットとデメリットがあります。
使い分けのポイントは、売りたい商品がどこであれば適正価格で売れるかを検討することです。
「タダでもいいから手放したい。販売手数料も気にならない」という方はフリマアプリがオススメですが、「損をしたくないから、プロに査定してもらって適正な価格で売りたい」という方には買取業者をオススメします。
RiZではブランド品や高級時計、金製品やプラチナなどの買取を随時受け付けています。
対象商品の写真を送るだけで査定依頼が完了する便利なLINE買取もありますので、買取を検討している場合はぜひRiZまでご相談下さい。

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。