今、日本は異例の円安。さらにこの円安の波がいつ収まるのかは予想がついていません。では、ロレックスなどのブランド品は今買うと損なのでしょうか? 円安についてやブランド品の買い時、売り時などについて解説していきます。
円安ってどういうこと?
円安とは、円の価値が他の通貨に対して低くなっている状態のこと。
例えばアメリカドルとの相対的な価値を考えてみましょう。10ドルの物を買いたいとき、1ドル=50円のときは、日本円で500円を支払うことで購入ができます。しかし1ドル=100円になるとどうでしょう。10ドルの物を買うには、日本円で1,000円を支払わなければなりません。アメリカドルに対して日本円の価値が下がっているため、多く支払う必要が出てくるのです。この状態を、円安といいます。
円安の原因は?
2022年現在、日本は大幅な円安を記録しています。原因は様々ありますが、よく言われているのは3つ。日本とアメリカの金利差、経済政策、世界的なインフレです。
さまざまな原因が絡み合って起きている大幅な円安。解消される時期がわかっているわけではないため、世界の動きを把握しておくことが大切です。
物価の上昇でロレックスが手に入りづらい…?
特に世界的なインフレは日本の消費者にとって大きな打撃となっています。例えば、アメリカでは物価の上昇と共に賃金の底上げも行われました。物価は上がったものの、賃金も上がっているため生活にそこまで影響がありません。
しかし日本では物価だけが上がり、賃金の改定はほとんど進んでいないのが現状。そのため、支出ばかりが増えているのです。
ロレックスなどの海外ブランドについても例外ではありません。海外でも物価は上昇しているため、それを輸入するとなればもちろん日本でも価格は高騰しています。とはいえ日本の賃金が上がらないため、購入が難しくなったと感じる方もいることでしょう。
円安で価格改定も
円安ということは、日本円の価値が下がっているということ。そうなるとブランドは商品の価格を上げて均衡を取ろうとします。実際、ルイ・ヴィトンやシャネルといったハイブランドも価格改定を行いました。
ロレックスも2022年1月、そして9月にも価格改定を行っています。1月の改定ではおよそ3~10%、9月の改定では7%程度の値上げとなりました。ロレックスほどの価格となると数パーセントの価格改定が大幅な値上げになるため、マニアの間では大きな話題となっています。
ロレックスを買うなら円安? 円高?
記録的な円安となっている日本ですが、ロレックスなどのブランド品を買うには円安の時期と円高の時期、どちらを狙えばいいのでしょうか。
答えは「円高」。その理由についてご説明しましょう。
例えば現地の値段が5,000ドルの時計を購入したいとします。1ドル=80円(円高)で計算すると、日本円では40万円です。一方、1ドル=130円(円安)で計算すると、日本円で65万円。1ドルあたりの円の価値が50円変わるだけで時計の価格が25万円も上がってしまいます。つまり、円高で購入した方がお得なのです。
売るなら円安がおすすめ
一方、ブランド品を売るなら円安の時期を狙うのがいいとされています。なぜなら、買値と比例して売値も上がる可能性があるからです。新品の値段が上がれば、査定額も上がると考えていいでしょう。
また、今はコロナ禍でブランド品の生産量が低下。新品の供給量が減り、品薄となっているのが現状です。そのため、ロレックスについても中古品を求める方が増加傾向に。需要が増えていることから、査定額についても頑張れることが多いのです。
売り時は円安、買い時は円高と覚えておくといいでしょう。
その他ロレックスの売り時は?
円高よりも円安の時期に売るべきということは上記でご説明させていただきましたが、その他売り時はあるのでしょうか? ロレックスを売りたい方必見の情報をまとめました。
ボーナス時期
ボーナス配当の時期は、一般的に夏と冬の2回訪れます。多くの人はボーナスが入ると大きな買い物を考えるもの。そのため、ボーナスの時期は中古品の市場もぐっと盛り上がるのです。ぜひ夏と冬、1年に2度の売却チャンスを逃さないようにしましょう。
プレゼントシーズン
プレゼントシーズンは、ロレックス市場も盛り上がる時期。バレンタイン、クリスマスといったイベントの時期はぜひ意識してみるといいでしょう。また、3月〜4月は卒業や就職といったお祝い事が増える時期。こういった時期にも価格が上がる場合があるので要チェックです。
ロレックスを売るならRiZで
ロレックスをより高く売るためには、ロレックスの価値をしっかりと査定してくれるところでの売却がおすすめです。
RiZはロレックスの買取実績が豊富。かなり前のモデルだとしても、ヴィンテージロレックスとして価値が上がっており、高価買取が実現するかもしれません。
ロレックスの売り時は、円安の今です。買取を検討されている方は、ぜひ当店にお任せくださいませ。

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。