ロレックスはその高級感と精密さで知られる時計ブランドですが、実はパーツ単体でも買取が可能です。
ベゼルやブレスレット、文字盤、針、リューズなど、時計の修理やカスタマイズに使用されるため、特に希少なパーツやヴィンテージモデルのパーツは高値で取引されます。
そこでこの記事では、ロレックスのパーツの買取相場や高く売るための方法について解説します。
ロレックスはパーツだけでも買取可能
ロレックスは高級時計ブランドとして知られ、そのパーツ自体も高い価値を持っています。そのため、パーツ単体でも買取が可能です。
例えば、ベゼル、ブレスレット、文字盤、針、リューズなどのパーツは、時計の修理やカスタマイズに使用されるため需要があります。特に希少なパーツやヴィンテージモデルのパーツは高額査定になるケースが多いです。
買取専門店や時計修理店に持ち込むことで、パーツ単体でも高く売れる可能性があるでしょう。
ロレックスのパーツごとの買取相場
ここではロレックスのパーツがいくらで売れるのか、パーツごとに買取相場を紹介します。
コマ
コマとは、ブレスレットを構成するパーツの1つで、時計の長さを調整するために少なくしたり増やしたりするものです。
買取相場は1コマ6,000円~で、K18などのゴールドの場合、1コマ3万円で取引される場合もあります。
ブレスレット
ブレスレットは、時計のベルト部分を構成するコマが集まったパーツです。特にロレックスのスポーツモデル用ブレスレットは、取り付け幅が20mmで太いバネ棒が通るフラッシュフィットが付いているものが人気です。
並み以上のコンディションであれば、買取価格は10万円を超えることがあります。さらに、旧タイプの巻きブレスやリベットブレス、手巻き時代のデイトナ用ブレスレットなどは特に高値がつきます。
エンドピースに「271」や「371」、「71N」と刻印されているものがあれば、買取価格はさらに跳ね上がるでしょう。これらのブレスレットは、一部では30万円を超えることもあり、時計ファンにとってまさにお宝と言えます。
文字盤
時計の顔とも言える文字盤の買取相場は20万円です。黒文字盤、白文字盤、ゴールド、ブルーなど多様な種類があり、現在は黒文字盤が人気です。
ロレックスの場合、動かなくなっている文字盤でも高額で買取されることがあり、人気モデルで状態が良いものだと50万円を超えることもあります。
風防・リューズ・チューブ
風防、リューズ、チューブなども買取可能なパーツで、相場は数千円〜数万円と幅があります。
例えば、サブマリーナーのRef.5513やRef.5512のドーム型風防や、大径のツインロックリューズなど、現在は生産されていないパーツが該当する可能性があるでしょう。
これらのパーツを元の仕様に戻すことで、ヴィンテージウォッチがかつて持っていた雰囲気を取り戻し、付加価値を生むことがあります。
使えないほど痛んでいない限り、風防なら劣化による亀裂がないこと、リューズやチューブならねじ込みが可能な状態であれば、高い評価を受ける可能性があるでしょう。
ロレックスのパーツを売る方法
ロレックスのパーツのみを売るには、主に「フリマアプリ」と「買取専門店」の2つの方法があります。
フリマアプリ
フリマアプリを使えば、誰でも簡単にロレックスのパーツを売ることが可能です。自分自身で買取額を設定できるため、高額で売れる可能性もあります。
しかし、必ずしもパーツが売れる保証はありません。また、誰でも出品できるため、偽物や盗品の疑いをかけられることもあります。
高額な商品のやり取りなので、購入者と出品者の間でトラブルが発生しやすい点に注意が必要です。
買取専門店
買取専門店とは、ブランド物や時計の買取に特化した専門業者のことです。一般的なリサイクルショップではなく、ブランド買取や時計買取に特化した業者を選びましょう。
特化した買取業者を選べば、ロレックスのパーツだけでも丁寧に査定してくれます。素人には分かりにくい細部まで調べて、適正な買取額を提示してくれるでしょう。
トラブルに巻き込まれることも少ないので、できればフリマアプリやリサイクルショップではなく、買取専門店を利用することをおすすめします。
ロレックスのパーツを高く売るための手入れ方法
ロレックスのパーツを高く売るには、できるだけ手入れをしておくことがポイントです。ここでは3つの手入れ方法を紹介します。
ブレスレットの手入れ方法
金属製のブレスレットの手入れには、まずマイクロファイバーやセーム革(鹿革)などの乾いたクロスを用意します。これらを使って表面を丁寧に磨き、皮脂汚れやホコリを取り除きます。
細かなコマの部分は柔らかめの歯ブラシを使用すると効果的です。また、汚れが強い部分には、少し湿らせた綿棒を使うと良いでしょう。
金属製の部品は劣化や変色に強いですが、汚れやホコリが溜まると傷つきやすくなるため、使用後は手入れをすることが重要です。
時間がない場合は、乾いたタオルの上に置き、メタルブレスレット用のクリーナーを吹きかけ、乾いた布で拭き取る方法もあります。
これにより、細かな砂やホコリの掃除が一気にできます。超音波洗浄機の使用も効果的ですが、通常は上記のような方法で十分です。
革製ベルトの手入れ方法
革製のベルトは水分に弱いため、汗や水濡れを感じたらすぐに外し、水気を拭き取ることが大切です。
冬場でも汗をかくことがあるため、季節を問わず、一日の終わりには柔らかい布で優しく拭き取りましょう。汗をかきすぎた場合でも、強くこすらず、吸水性の高い布で優しく拭き取ります。
汚れが気になる際には、水に濡らして固く絞ったタオルを優しく押し当てて汚れを吸着させ、その後革ベルト用防水スプレーを裏面全体に吹きかけて自然乾燥させます。週2回程度の手入れをすると良いでしょう。
リューズや風防の手入れ方法
リューズは、綿棒またはクロスを使い、根元部分に注意しながら掃除します。リューズのネジの溝にはゴミが溜まりやすいため、綿棒で溝をなぞるようにして汚れを取りましょう。
ブロアーや爪楊枝を使用すると傷やゴミが内部に入る原因になるため、綿棒や専用のクロスで丁寧に拭くことをおすすめします。
また、風防(ガラス部分)は基本的に乾いたクロスで拭き取ります。ケースの表・裏・サイドの汚れも綿棒でしっかりと掃除しましょう。
ロレックスのパーツの買取に関してよくある質問
最後にロレックスのパーツの買取に関してよくある質問に回答します。
ロレックスのパーツを売るときに必要な書類や証明書はありますか?
ロレックスのパーツを売る際、特に必要な書類や証明書はありませんが、保証書や購入時の証明書があれば一緒に提出することをおすすめします。
これにより、パーツが本物であることの信頼性が高まり、買取価格が上がる可能性があります。
また、交換部品の場合は、正規のメンテナンス履歴が記載された記録も有効です。こうした書類が揃っていると、スムーズな取引が期待できます。
パーツは交換していても問題ない?
ロレックスには消耗部品も含まれており、メンテナンスに出した際に新しい部品に交換されることがあります。具体的にはブレスレット、ガスケット、リューズ、チューブ、風防などです。
また、ムーブメントを構成する部品全般も消耗部品とされていますが、新しいものに交換されても買取査定額に影響はありません。
むしろ、適切なメンテナンスを受けていると評価され、買取査定額が高くなることもあります。
ただし、その際には時計修理専門店ではなく、日本ロレックスのサービスセンターを通じて依頼した方が適正な査定額がつきやすいでしょう。
ロレックスのパーツの買取ならRiZへ
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。