カビが生えたブランドバッグは捨てるべき?カビの落とし方とは

2024.6.21

カビが生えたブランドバッグは捨てるべきなのか、見極め方やカビの種類ごとの対処法、カビを防ぐコツなどを解説します。

ブランドバッグにカビが生えたら捨てるべき?

ブランドバッグにカビが生えていても、すぐに捨てるべきではありません。

状態によってはカビを自力で除去できる可能性がありますし、買取業者に買い取ってもらえる可能性もあるからです。

なお、弊社ではカビが生えたブランドバッグでも積極的に買取をおこなっています。すぐに買取を希望される場合は、以下からお気軽にお問い合わせください。

 

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ブランドバッグに発生したシミや斑点は、そもそもカビではなくただの汚れという可能性もあります。そこで次章以降ではカビと汚れの見分け方を解説します。

ブランドバッグのカビと汚れの見分け方

カビには大きく白カビと黒カビの2種類があります。それぞれどのような特徴があるのかを解説します。

白カビの特徴

バッグの表面にフワフワした白い物質が付着している場合、白カビである可能性があります。白カビには種類が多く、中には強いカビ毒を持つものもあります。健康被害を避けるためにも、早期発見と適切な対処が重要です。

白カビはカビ臭い臭いを伴っており、以下のような特徴で判別可能です。

 

  • 白くてポツポツとした斑点状の模様
  • カビ臭い

 

少量の場合、ホコリと見間違えることもあるので注意が必要です。判断材料として、保管状況も確認しましょう。長期間風通しの悪い場所に放置していた場合、白カビ発生のリスクが高くなります。

また、白カビと見間違いやすいのが「スピュー」と呼ばれる物質です。スピューにはソルトスピューとファットスピューの2種類があり、どちらも元々革に含まれていた成分です。つまり、カビではありません。

ソルトスピューが発生している場合は、濡らした布を固く絞って拭き取りましょう。ファットスピューの場合は、ドライヤーで軽く温めてください。すぐに溶け出すので、溶けたら乾いた布で拭き取りましょう。

黒カビの特徴

バッグに黄色っぽいシミや黒っぽいシミが発生した場合、黒カビが原因である可能性があります。黒カビの特徴は以下の通りです。

 

  • 斑点状のシミがある
  • カビ臭い(稀に臭いがしないケースもあります)

一般的に黒カビに毒性はないというのが定説ですが、アレルギーの原因になることがあるため、注意が必要です。

わからないときは画像検索

カビかどうか判断に迷った場合は、インターネットで画像検索をしてみましょう。検索窓に」「革 カビ」や「ナイロン カビ」のように素材名を入力してください。

そのすぐ上か下にある「画像」をクリックすると画像検索ができます。似た状態の画像があれば、カビである可能性が高いです。

ブランドバッグにカビが生えたときのNG行動

ブランドバッグにカビが生えると、つい焦って対処しがちです。しかし、対処方法を誤ると、バッグの状態が悪化する可能性があります。

そこで、ここではブランドバッグにカビが生えたときのNG行動を紹介します。

安易に湿った布で拭く

湿った布で拭くのは逆効果になる場合があります。汚れがあれば拭き取るのは当然と思う人が多いかもしれませんが、ブランドバッグのカビに関しては慎重に対処するべきです。

特に革製品はとてもデリケートな素材でできているので注意が必要です。濡れた布でこすると、革の表面が傷つく可能性があります。仮にカビがとれたとしても、今度は傷が目立つバッグになってしまいます。

湿った布で革のブランドバッグを拭かない方が良いもう1つの理由が、カビ菌が繁殖するリスクを高めるからです。

一時的にカビを除去できたとしても、水分が残っている状態ではまたカビが生えてしまいます。

このように、湿った布でブランドバッグのカビを拭き取るのはリスクが大きいので、弾けるようにしましょう。

強い熱で乾かす

「菌は乾燥に弱いから、天日干しをすればいいのでは?」「ドライヤーで乾かす方が手取り早いかも!」と思う人がいるかもしれませんが、オススメできません。

確かに紫外線には殺菌効果があるため、カビの殺菌には効果的です。しかし、特に革製品の場合、直射日光にさらすと日焼けによる変色や退色のリスクがあります。

また、ドライヤーで湿気を乾かそうとすると、高温の空気が革の表面にダメージを与え、乾燥によるひび割れなどが生じる可能性があります。

すでに使用感があり、そこまで副作用を気にしない場合は良いかもしれませんが、見た目を大切にしたい場合は天日干しではなく「陰干し」で十分です。陰干しすることで、適度に乾燥させることが可能です。

丸洗いをする

カビの原因となる汚れを落とすために、丸洗いをしようとする人もいます。しかし、ブランドバッグは丸洗いを前提につくられていないため、特に革製品の場合、濡れることで全体が劣化し、価値が下がる可能性があります。

 

カビが部分的に発生している場合、重曹水や消毒用エタノールで部分的に掃除し、その後保湿するなどの方法もあります。しかし、これも慎重におこなわないと素材にダメージを与えかねません。

ちなみに、ルイヴィトンの公式サイトでも、アルコールを含む消毒剤の使用は推奨されていないのです。

理想としては、カビが発生した場合、専門のクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。素人対応は避け、専門家に任せた方がバッグの価値を守ることができます。

ブランドバッグのカビの落とし方

ブランドバッグにカビが生えた場合、軽いカビなら次の手順で対処が可能です。

 

⑴乾いた布でカビを拭き取る

⑵革用のクリーナーを⑴とは別の布に付けて磨く

 ※クリーナーを使用可能かどうかは事前に必ず確認しましょう

⑶革用のクリームで保湿し、最後にクリームを拭き取る

 

なお、カビを拭き取る際は極力屋外に出ておこないましょう。カビを拭き取った布は、袋に入れて密封し、ゴミ箱に捨ててください。

ブランドバッグのカビを防ぐコツ

最後に、ブランドバッグのカビを防ぐための5つのコツを紹介します。

乾燥させてから収納する

バッグを収納する前に、カビの原因となる汚れをきれいに落としましょう。また、雨や湿気で濡れた場合は、しっかり乾かしてから収納することが重要です。

箱に入れて保管しない

バッグを箱に入れて棚に保管している人も多いですが、箱に入れたまま長期間保管するのはおすすめできません。通気性が悪いため、カビが発生する温床となります。

箱ではなく、バッグは購入時に付いていた不織布の袋に入れて保管するのが理想的です。不織布は通気性が良く、カビの予防に役立つからです。

また、保管する際は、バッグ同士を少し離して置くと通気性がさらに向上します。スペースに余裕がない場合でも、特にカビの生えやすい革のバッグだけは風通しの良い場所に保管することをおすすめします。

新聞紙を詰める

カビを防止するには、とにかく湿気を除去することが重要です。しかし、湿気を完全にゼロにすることは難しいでしょう。そのため、バッグの代わりに湿気を吸収してくれるものをバッグの中に入れる対策が有効です。

オススメなのは新聞紙で、丸めて詰めておくと、湿気を吸収してくれるだけでなく、型崩れも防いでくれます。

徹底した湿気対策をおこなう

押し入れやクローゼットなどの空気が滞留しやすい場所では、カビの発生を防ぐための対策が重要です。主なカビ予防策は以下の通りです。

 

  • 定期的に扇風機で風を通す
  • 床に置くタイプの除湿剤を使う
  • 床に直接置かずにすのこを敷く

 

特に梅雨時など湿度が高い日が続く場合は、毎日空気の入れ替えをおこない、その際にカビの臭いがしないかを確認するようにしましょう。

定期的な点検をおこなう

年に数回、バッグの状態を確認しましょう。すべてのバッグを点検するのが大変な場合は、年に1回で構いません。お気に入りのバッグだけでも時々取り出して陰干しすると、より安心です。

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