この記事では遺品整理を自分でおこなう際のコツや注意点、必要な物などを紹介します。
遺品整理を自分でおこなうコツ
まずは遺品整理を自分でおこなう際の4つのコツを紹介します。
必要の有無で仕分ける
遺品整理の第一歩として、必要な物と不用品を仕分けることが重要です。必要な物には、思い出の品(写真や手紙など)、重要書類(権利書や有価証券、身分証明書など)、貴重品(アクセサリーや宝飾品)などが含まれます。
特に注意したいのが、デジタル遺品の取り扱いです。現代では通帳やポイントカードがデジタル化され、ネットバンクや仮想通貨のアカウントなども遺品とみなされるため、必要に応じてこれらにアクセスできるよう手配しておきましょう。
リサイクルできるかどうかで仕分ける
必要な物と不用品とに仕分けたら、次は不用品をリサイクル可能かどうかで仕分けましょう。家電製品、衣類、家具、金属類など、再販や再利用が見込めるものは、リサイクルショップや専門のリサイクル施設に送る必要があります。
特に、家電4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫/冷凍庫、洗濯機)は、家電リサイクル法に基づき適切に処理をする必要があるので、注意が必要です。
不用品の分別をする
遺品整理の際、リサイクルできないアイテムはゴミとして処分する必要があります。このプロセスでは、自治体の規定に従って、ゴミを「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「粗大ゴミ」などに適切に分別することが重要です。
各カテゴリーの分別基準は地域によって異なるため、事前に自治体の指針を確認しましょう。
たとえば、可燃ゴミには台所の生ゴミや紙くず、一部の衣類が含まれ、不燃ゴミには金属やガラス、陶器などが分類されます。また、ペットボトルやビン、缶、新聞・雑誌などは資源ゴミとしてリサイクルの対象となることが多いです。大型家具などの粗大ゴミは特別な処理が必要です。
さらに、ブロックや土・石のように自治体で回収不可能なものもあります。これらは購入した店舗での引き取りが可能か、不用品回収業者に依頼するなどの対策が必要です。
ゴミの処分方法を選ぶ
遺品整理の際に分別したゴミの処分は、地域の自治体が設定する収集日や方法に厳格に従う必要があります。これには、可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミといった各種ゴミの収集日が該当します。
場合によっては、焼却場やリサイクル施設への持ち込みが必要なケースもありますが、それには事前の予約が必要となることが一般的です。
また、急ぎで処分したい場合や大量のゴミがある場合は、不用品回収業者への依頼を検討してください。
遺品整理で捨てられないものを処分する4つの選択肢
遺品整理をしていると、中には捨てたくても捨てられないものも出てきます。そこでここでは、そのようなものを処分する4つの選択肢を紹介します。
供養する
大切な人の愛用品を単にゴミとして処分するのは、誰しも心苦しいと感じるものです。そのためただ捨てるのではなく、お焚き上げという方法で供養することが一般的です。
寺院で焼却し、故人の魂を天に送ることで供養します。この方法なら、遺族の心の負担を軽減するだけでなく、故人への敬意を表すことにもつながります。ただし、お焚き上げできない素材の品もあるため、事前に確認が必要です。
寄付
まだ活用できるが買い手がつかないようなものの場合は、寄付をするのも有効です。たとえば、電動ベッドや車椅子などの介護用品や大型機器は需要があるので、寄付をオススメします。
これらの品を必要としている施設に寄付すれば、処分の手間を省きつつ社会貢献もできます。
回収してもらう
時間や手間を節約したい場合は、遺品整理業者に依頼するのが最も効率的です。多くの業者は回収から供養、買取までを一括で対応してくれます。料金は発生しますが、時間や手間を大幅に節約できます。
売る
リサイクル可能なアイテム、例えば衣類やCD、書籍などは、リサイクルショップやフリマアプリでの売却が向いています。希少価値のある品はオークションでの売却も検討するといいでしょう。
当社では時計宝飾、金製品、ブランド品などの買取を積極的におこなっています。売却予定の遺品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
遺品整理を自分でおこなう際に必要な物
遺品整理を自分でおこなう際に、最低限用意しておきたい物を紹介します。
ダンボールとペン
大量の遺品を自力で仕分けする際は、ダンボール箱が役立ちます。適切なサイズの箱を用意し、中身が分かるようにマジックペンで内容を明記しておくことが重要です。扱いやすいサイズのダンボールを複数用意し、重くなり過ぎないよう注意しましょう。
ドライバーやはさみ
家具や棚などを分解し、搬出を容易にするためにドライバーやペンチ、はさみが必要です。分解する際はネジや金具を適切に保管し、組み立てや再利用が可能な状態にしておくことが大切です。
寄付や買取をする予定がある場合、それらの付属品が揃っていないと、次の持ち主とトラブルに発展する可能性があります。
作業服・軍手
遺品整理中はホコリやカビが舞う可能性があります。そのため、汚れてもよい作業服や、ホコリやカビから手を守る軍手を身につけましょう。
呼吸器への悪影響を抑えるために、マスクの着用もオススメします。また、足元の安全も考慮して、滑りにくいスリッパや靴を選ぶことも重要です。
ゴミ袋
さまざまなゴミが出るため、分別用のゴミ袋を各種用意しておくといいでしょう。燃えるゴミ用、プラスチック用など、自治体の分別ルールに合わせてゴミ袋を用意してください。
家具の解体をする場合は、木材や尖ったものを入れられるガラ袋の利用をオススメします。ホームセンターに行けば、1枚200円前後で購入可能です。
台車
重い物を移動する際に台車があると便利です。特に大きな家具や家電の移動には欠かせません。ただし、騒音が出るため、使用する時間帯には注意し、必要に応じて近隣住民への配慮をしましょう。
ブランド品や時計宝飾を売る際の注意点
遺品整理をしていて、売れそうなブランド品や時計宝飾を見つけることがあります。そこで、ここではそれらを少しでも高く売るための注意点を解説します。
タイミングを見極める
ブランド品や宝石の売却時には、時期を見極めることが極めて重要です。例えば、季節商品である服は、需要が高くなる時期より少し前に売ることをオススメします。
その時期であれば、買取業者が買取強化をしている可能性が高く、高い買取価格がつきやすいためです。
宝石の場合、その価値は流行り廃りや世界の経済状況によって変動します。買取相場をチェックするためには、ネットオークションの落札価格を調べたり、買取専門店の公式ホームページで最近の買取実績を確認したりすることが有効です。
特に金製品は相場の影響をダイレクトに受けるので、世界の経済動向を見つつ、タイミングを見極めましょう。
鑑定書や付属品を揃える
宝石や時計などの高級品を売る際には、鑑定書を一緒に査定に出すことが非常に重要です。鑑定書は商品の品質を証明するものであり、買取業者が査定をおこなう際の重要な判断材料となります。
また、オリジナルの箱や保証書、説明書などの付属品も同様の効果があるので、一緒に査定に出すようにしましょう。
査定前に手入れをする
宝石や高級時計を売却する前には、それらを丁寧に清掃して状態を良くすることが重要です。綺麗な状態のほうが、汚れているものに比べて買取価格が高くなる傾向にあるからです。
宝石の場合、日常的に身につけていたものは、汗や皮脂で汚れやくすみが生じやすいため、特に注意が必要です。
宝石を清掃する際は、柔らかい布で軽く拭き取ることから始めます。石の種類に応じて、専用のクリーナーやブラシを使うことで、より深い汚れを除去し、本来の輝きを取り戻すことが可能です。
また、地金部分も念入りに磨くことで全体的な印象を向上させ、より高い評価を得やすくなります。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。