18金のメンテナンスとは?黒ずみや変色の原因も解説

2023.7.11

18金はジュエリーやアクセサリーの素材として長年人気です。

 

しかし、質の高い金を使用しているからこそ、長く輝きを維持するためには定期的なメンテナンスが必要となります。

 

そこで、こちらの記事では18金のメンテナンス方法や保管方法、黒ずみ・変色の原因、オススメのメンテナンスグッズなどを紹介します。

 

18金を所有している方、今後18金を買取に出す予定のある方は参考にしてください。

 

18金のメンテナンス方法を知る前に

そもそも18金には、「18金」「K18」「18K」など、さまざまな表記方法があります。

 

金のアクセサリーやジュエリーには「K18」や「18K」と刻印がほどこされていることが多いので、1度は見かけたことがあるでしょう。

 

そこで、こちらではまず18金のメンテナンス方法を知る前に、

 

・「18金」「18K」「K18」に違いはあるのか

・18金が変色する原因

 

について解説します。

 

18金・K18・18Kの違い

結論から言えば、「18金」「18K」「K18」と書かれた金素材は、すべて同じ18金であることを意味します。違いは、製造された国が日本か海外かの違いです。

 

日本国内で製造された18金製品には「K18」、海外で製造された18金製品には「18K」の記号が使われています。

 

いずれの場合も、意味は「純金が75%、混合物が25%」であることを意味しています。

 

ただし、海外製の金製品は日本製のものより信頼性が低いためか、金の含有率が75%未満であることもあるので注意が必要です。

 

そのため、金製品の購入時に信頼性を重視したい場合は、「18金」か「K18」と表記された製品を選ぶと良いでしょう。

 

18金が変色する原因は汗や皮脂

18金製品が変色する最大の原因は、皮脂や汗の付着によるものです。

 

日常的に身に着けることで汗をかいたり、指で直接金製品に触れることで、皮脂が付着します。

 

そして、皮脂が付着した状態を放置すると、皮脂が酸化し、さらに空気に触れることで変色するのです。

 

そのため、18金製品を使用した後は、皮脂を残さないように注意し、汚れをこまめに拭き取ることが重要です。

 

ただし、手入れや保管方法を誤ると、逆に劣化を早める可能性もあります。具体的なメンテナンス方法は次章以降で解説するので、参考にしてください。

 

変色を防ぐための18金のメンテナンス方法

こちらでは、18金の変色を防ぐための適切なメンテナンス方法を解説します。

 

これまで18金製品の手入れを怠ってきた方は、これ以上状態が悪くならないよう、この機会にポイントを押さえてください。

 

使用後は毎回拭く

面倒かもしれませんが、皮脂汚れを金製品に残さないためには、毎回使用後に汚れを拭きとることが重要です。

 

金製品専用のクロスがあれば理想的ですが、ない場合はメガネ拭きで乾拭きするだけでも十分です。

 

注意点として、シルバーアクセサリー用の研磨剤は使用しないでください。

 

ジュエリーがついていればジュエリー本体が傷つきますし、金属の種類によっては金の部分も傷がつく可能性があります。

 

酸や化学物質を避ける

18金製品は酸や化学物質に敏感ですので、それらに触れないように保管する必要があります。

 

敏感である理由は、K24のような純金と違って、18金は酸化や化学変化に弱い金属を含んでいるからです。

 

その金属が化学反応を引き起こすことによって、18金が変色するのです。

 

そのため、汗や皮脂汚れだけでなく、女性の方は化粧品にも注意する必要があります。化粧品に含まれる化学物質が反応して、金が変色する可能性があるからです。

 

また、他のジュエリーやアクセサリーの影響を受けて酸化することもあるので、保管の際は極力個別に分け、違いに触れないように保管する必要があります。

 

装着中に触れるものに注意

香水やヘアスプレーを使用する方が日常的に18金のジュエリーを身に着けていると、それらの習慣が変色の原因になる可能性があります。

 

「スプレーが直接金製品に付着しないように気をつけている」という方もいるかもしれませんが、スプレーが付着した手で金製品に触れるだけでも、それが原因で変色する可能性があるのです。

 

ですので、日常的に金製品を身につける方は、スタイリングが完了してから身につけるように意識しましょう。

 

また、旅行が多い方は旅先の温泉に注意が必要です。

 

18金のアクセサリーやジュエリーは貴重ですので、防犯上着けたまま温泉に入りたい気持ちはわかりますが、温泉の化学物質によって変色しやすくなります。

 

温泉に入る際、金製品は貴重品用の金庫に保管しましょう。

 

変色した時の18金のメンテナンス方法

日常的にどれだけ気をつけていても、18金製品の状態が悪化する可能性はあるでしょう。

 

そこで、こちらでは18金製品が変色してしまった場合のメンテナンス方法を解説します。

 

ジュエリー専用クロスで磨く

18金製品が変色したら、まずはジュエリー専用クロスで磨いてみましょう。相当こびりついた汚れでない限り、輝きを取り戻せる可能性があります。

 

クロスは一般的なジュエリーショップであれば、たいていどこでも取り扱っています。

 

なお、100円ショップで売っているクロスは「24金は使用不可」などの使用条件があるケースが多いので、注意してください。

 

洗浄液を自作して洗う

18金製品が変色したら、自分で洗浄液を作って洗うのも有効です。作り方は、中性洗剤とぬるま湯を1:1の割合で混ぜるだけです。

 

5分ほど洗浄液に浸けておくと、汚れが浮き出てきます。汚れが浮き出たら、乾いた柔らかい布で水分を拭き取って完了です。

 

また、洗浄液は市販の消毒液を使って作ることもできます。

 

ドラッグストアで手に入る消毒用アルコールを水と1:1の割合で混ぜ、金製品を同じく5分程度浸してください。浸した後、洗浄液の中で軽く振ってあげると汚れが落ちます。

 

なお、頑固な汚れにはアンモニア水を使用する方法もあります。洗浄液の作り方はアンモニア水を6倍の水で薄めるだけです。

 

浸け置きすれば汚れが落ちますが、金属に対するダメージが大きいため、あまりオススメできません。

 

また、長時間つけ置くと腐食のリスクがあるため注意が必要です。

 

つけ置きした後はアンモニアをよくすすいで、柔らかい布で水分を拭き取り、乾かしましょう。

 

重曹で磨き落とす

18金製品の黒ずみは、重曹を使用して磨き落とせることがあります。

 

手順は、重曹を少量ずつ水に加えてのり状にし、それを汚れが気になる部分に塗り、優しくこするだけです。

 

もしこすっても汚れが落ちない場合は、重曹を塗ったまま5分ほど置き、その後柔らかい布でこすりながら水洗いします。最後に柔らかい布で乾拭きすれば完了です。

 

18金の保管方法

18金製品を適切に保管する上で知っておきたい重要な要素の1つが、「硬度」です。

 

ダイヤモンドの硬度を10とした場合、18金製品の硬度は4.5位であり、他の宝石類と比較して柔らかい特徴があります。

 

そのため、硬度が高い他のジュエリーと一緒に保管してしまうと、衝突により傷つく恐れがあるのです。

 

18金製品はきちんと専用の箱を用意し、個別に保管するように配慮しましょう。

専用の箱を用意できない場合、ポーチに入れて保管したり、柔らかい布で個別に包装して保管したりするのもありです。

 

また、18金製品は直射日光、高温、多湿、乾燥にも弱いという特徴もあります。保管する際はそれらの環境を極力避けるように心がけましょう。

 

18金のためのメンテナンスグッズ

18金製品の変色や黒ずみ、傷を防ぎ、輝きを少しでも長く保つために、こちらでは18金製品のメンテナンスに適したグッズを紹介します。

 

歯ブラシ

歯ブラシは、指が入らないような入り組んだ部分の掃除に有効です。ヘッドが小さいタイプの歯ブラシであれば、より使いやすいです。

 

ただし、ブラシが硬いものは金を傷つける可能性があるので、ブラシが柔らかいものを使いましょう。

 

ジュエリー専用クロス

変色や黒ずみを防ぐためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。

 

そのため、ジュエリー専用クロスを使った拭き掃除は、18金製品のメンテナンスの基本と言えます。

 

日常的に18金製品を身につけて過ごす方は、必ず使用後にクロスで汚れを拭き取りましょう。

 

茶こし

茶こしは、小さな金アクセサリーのメンテナンスに役立ちます。

 

洗剤で洗った後、すすぐ際に茶こしを使えば、アクセサリーを落として排水溝に流れるのを防げるでしょう。

 

中性洗剤

金製品の皮脂汚れやくすみを落とすのに適した洗剤と言われているのが、中性洗剤です。

 

こちらは、ドラッグストアやスーパーで買える食器用洗剤でも問題なく活用できます。ただし、原液には浸けず、必ずぬるま湯で薄めて浸けるようにしましょう。

 

アンモニア水

どうしても汚れが落ちにくい18金製品は、アンモニア水を使った洗浄が可能です。

 

洗浄力が中性洗剤よりも強力であるため、大体の汚れはアンモニア水で落とせます。

 

しかし、洗浄力が強力であることは、18金の表面にダメージを与える可能性があることを意味します。

 

そのため、アンモニア水で洗浄する際は水で6倍に薄めてください。アンモニア水には腐食性があるので、長時間のつけ置きはせず、早めに洗い流すようにしましょう。

 

18金のアクセサリーを高値で売るコツ

日頃から18金のアクセサリーをきちんとメンテナンスして、将来的に高値で売ろうと考えている方も中にはいるでしょう。

 

18金のアクセサリーは中古市場でも定番商品として常に人気があるので、高く売れる可能性は十分にあります。

 

そこで、少しでも高く18金製品を売りたい方は次の2つのことに気をつけてみてください。

 

1つ目は、「金製品の買取実績が豊富な店舗を選ぶこと」です。

 

18金製品の買取金額は、買取当日の金相場だけで決まるわけではありません。

 

宝石の有無、商品自体のデザイン、金の純度など、複数の要因で金額が決まります。

 

過去に買取実績が豊富にある店舗であれば、適性な買取価格を提示してくれるはずです。

 

巷のリサイクルショップには金製品の買取実績に乏しい業者もあるので、他の商品とまとめて18金製品の買取を依頼する際は十分注意しましょう。

 

2つ目は、「できるだけ複数の店舗に査定依頼をすること」です。

 

金製品の買取で注意したいのは、買取業者によって査定方法や手数料が異なる点です。査定方法や手数料が異なれば、当然買取価格にも差が出ます。

 

焦って売ろうとせず、複数の店舗に査定を依頼し、相見積もりを取るといいでしょう。

 

18金の買取ならRiZへ

RiZには買取実績が豊富なスタッフが多数在籍しており、18金の査定に関しても安心してお任せいただけます。

 

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18金の買取を検討されている方は、ぜひRiZにご相談くださいませ。