18金と24金はどっちがいい?ネックレスを選ぶ7つの基準

2023.8.22

金のネックレスを買う場合、よくある悩みが「18金と24金のどちらがいいのか?」というものです。

 

そこでこちらの記事では、18金と24金の違いを徹底的に紹介しますので、金のネックレスを選ぶ際の基準にしてみてください。

 

18金と24金のネックレスはどっちがいい?

 

まず、18金と24金のネックレスのどっちがいいのかという疑問の答えは「何を優先するかによって変わる」と言えます。

 

というのも、18金も24金もそれぞれメリットやデメリットがあるので、一概にどちらが良いとは言えないのです。

 

例えば、金本来の色味を重視したい人は24金のネックレスにメリットを感じますが、頑丈さや傷のつきにくさを重視したい人は24金のネックレスにデメリットを感じるでしょう。

 

このように、金のネックレスを選ぶ上での基準が複数ありますので、次章で詳しく解説します。

 

18金と24金のネックレスを選ぶ7つの基準

金のネックレスを選ぶ上で、18金と24金は一体何が違うのか、

 

  • 純度
  • 比重
  • 強度
  • 用途
  • 色味 
  • アレルギーの有無
  • 価格相場

 

以上の7つの違いを解説します。

 

純度

純度とは、金製品にどれくらいの割合で純金が含まれているかを表す数値のことです。

 

24金は純度100%、18金は純度75%を意味しており、24金の方が純度が高くなっています。

 

24金は純度が100%なので、「純金」と呼ばれることもあります。

 

一方、18金は75%が純金ですが、残りの25%は銅や銀、パラジウムなどの異なる金属です。

 

製品の強度を高めるためにそのような工夫がされています。

 

比重

比重とは、一定の体積を占める量を表す数値です。18金と24金のそれぞれの比重は以下の通りです。

 

18金:14.84~16.12

24金:19.13~19.51

 

つまり、同じ金のネックレスだとしても、18金と24金とでは、24金のネックレスの方が重くなります。

 

ちなみに、鉄の比重は約8ですので、24金は鉄の2倍以上の重さなのです。

 

18金は金以外の金属(25%分)の比重が比較的軽いため、24金よりも軽くなっています。

 

強度

強度とは、金がどれくらい柔らかいのかを表す指標です。18金と24金とを比べると、24金の方が柔らかくなっています。

 

そのため、24金は傷がつきやすく、一般的にはネックレスや指輪などのアクセサリーには不向きと言われているのです。

 

そういったアクセサリーには18金を用いるのが一般的となっています。

 

用途

18金と24金とでは、わかりやすく使われ方が異なります。それぞれの主な用途は以下の通りです。

 

18金

24金

ネックレス

指輪

イヤリング

金貨

インゴット

仏具

印鑑

食器

 

18金は丈夫ですのでアクセサリー類の素材に使われることが多く、24金は身につけたり持ち運んだりしないような物、資産性のある物に使われる傾向があります。

 

色味 

金属は配合割合によって色に影響が出るため、18金と24金とでは色味が異なります。

 

特徴としては、18金は明るい色味であり、24金は落ち着きのある山吹色に似た色味です。

 

純度の高い金ほど色味が濃くなり、身につけていてより目立ちます。

 

元々の色味の違いもありますが、変色のしやすさも18金と24金とでは異なります。

 

24金は純金ですので変色しにくいですが、18金は中に含まれる「割金」が硫化反応して変色する可能性があるのです。

 

さらに厳密に言えば、18金には枝分かれした色味が存在します。

 

代表的な色味はイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドの3種です。

 

イエローゴールドは、黄色が強調された色味で、文字通り黄色に近いゴールドという見た目です。

 

ピンクゴールドは薄紅色の合金で、女性向けの18金のアクセサリーやジュエリーによく使われています。

 

ホワイトゴールドは金の純度が低いため、白っぽいシルバーのような色味をしています。

 

実際、ホワイトゴールドは金にシルバーやパラジウムを混ぜることで、白色に近づけているのです。

 

アレルギーの有無

金属アレルギーの出やすさもまた、18金と24金とで異なります。

 

金自体は元々アレルギーが出にくい金属ですので、純金である24金はあまりアレルギーが出ません。

 

一方、18金には25%の割合で金以外の金属が混じっています。

 

シルバーやパラジウムはアレルギーが出やすい金属ですので、ネックレスを選ぶ際も注意が必要です。

 

価格相場

18金と24金とでは、金の純度が違うため、価格相場も異なります。

 

ちなみに、こちらの記事を書いている2023年7月24日現在の金の価格相場は以下の通りです。

 

 店頭小売価格(税込):9870円(1gあたり)

 

24金は純金ですので、1gあたりの価格相場が9870円となります。

 

18金の純金の割合は75%ですので、同じ重さのネックレスでも価格相場はそれより安くなるのが一般的です。

 

引用:田中貴金属工業 

 

18金のネックレスの価格相場

実際に18金のネックレスはいくらで販売されているのか、インターネット上で確認できる事例を紹介します。

 

商品の特徴

販売価格

18金 喜平ネックレス 2面 1.5g 40cm 

2万200円

18金 喜平ネックレス 8面 トリプル 12g 50cm 

13万9500円

喜平 ネックレス 18金 トリプル 12面 Mカット 50cm 50g 造幣局検定マーク付

54万9800円

 

このように、長さや重さによって価格相場はまちまちです。

 

また、面数の数やカットの仕方によっても価格相場は大きく異なることがわかります。

 

24金のネックレスの価格相場

前章と同様に、24金ネックレスがいくらで販売されているのか、インターネット上で確認できる事例を紹介します。

 

商品の特徴

販売価格

純金 喜平 ネックレス 2面 1.8g 50cm 造幣局検定マーク刻印入

3万4400円

純金 喜平 ネックレス 24金 W6面 50cm 10g 造幣局検定刻印 

14万225円

喜平ネックレス 24金 喜平 24金 純金 純プラチナ Pt999 コンビ 50cm

226万6000円

 

18金の時と同様に、長さや重さ、面数によって価格相場が大きく異なります。

 

また、3つ目のネックレスは純金に加えて純プラチナを使っていることから、かなり高価格となっているようです。

 

偽物の18金・24金ネックレスの特徴

これから18金や24金のネックレスの購入を検討しているのなら、偽物には十分注意が必要です。

 

そこで、こちらでは偽物の18金・24金ネックレスの特徴を3つ紹介するので、参考にしてください。

 

刻印で純度を偽装している

真っ当な金製品には、基本的に「18k」「24k」などの刻印が記されています。

 

18kは18金であること、24kは24金であることを示す証拠です。ネックレスの場合は、たいてい留め金付近に刻印があります。

 

しかし、「18kや24kなどの刻印があれば、偽物ではないだろう」と思うのは少々危険です。

 

なぜなら、嘘の刻印によって純度を偽装する金製品が存在するからです。

 

例えば、金の純度が極端に低いK10のネックレスに対して「18k」と表記し、18金のネックレスであるかのように見せるなどです。

 

プロの鑑定士の方でもない限り、一度見ただけで純度を正確に判断するのは至難の技でしょう。

 

ただ、一応このような刻印を偽装した製品を見極めるコツもあります。

 

偽の刻印の特徴として、加工が大雑把だったり、ディテールの作りが適当な場合があるのです。

 

あくまで特徴の1つでしかないので、少しでも不安を感じる場合は購入しないことをオススメします。

 

さらに、正規の刻印がある場合も注意が必要です。

 

一般的に日本国内で製造された金製品には「K24」のように、Kの表記が先に来ます。

 

一方、東南アジアで製造された金製品には「24K」のように、Kの表記が後に来ることが多いのです。

 

通称「あとK」と呼ばれるこれらの金製品は、純度が不正確であるケースが多いので、十分に注意してください。

 

金メッキを施している

金製品の偽物の中で、特に多いと言われているのが金メッキ加工をされたものです。

 

一般的に金メッキの製品には「18金GP(Gold Plated)」のような文字が刻まれていますが、金製品であると偽る製品にはその文字がありません。

 

安い金属で作ったネックレスに金メッキ加工をほどこし、メッキであることを示す刻印を入れず、あたかも純度の高い金製品であるかのように販売する手口になります。

 

特に酷い場合は、メッキそのものが金ではないこともあるようです。

 

金メッキ加工を見破る方法は、刻印や色味、重さを確認するなどの方法があげられるでしょう。

 

可能であれば、磁石に近づけてみるのも有効です。メッキ製品に使用されている金属は、磁石に反応する可能性が高いからです。

 

部分的に金以外の素材を使用している

金製品には複数のパーツが使われることがありますが、その中には部分的に偽物の金が使われているケースもあります。

 

ネックレスの場合は、留め具やチェーンの接続部分などに注意してください。

 

見た目が金色でも、実際はメッキ加工をほどこした安い金素材である可能性があります。

 

ただし、こうした部分的な偽装を素人の方が見抜くのはなかなか難しいでしょう。

 

保証書やギャランティカードがついてこないような店舗では買わないことをオススメします。

 

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