金の買取は汚れていても可能か?硬度別の注意点を紹介

2023.4.13

「金を売ろうと思っているけど、汚れ過ぎて売れるのか不安」

 

今回はこのような不安をお持ちの方に向けて、金の買取事情を解説します。

 

金の買取をするなら汚れに注意する

金は傷つきやすい繊細な金属であるため、日頃から扱いに注意する必要があります。

 

そこで、こちらでは金の硬度別に使用上の注意点を紹介します。

 

k24は傷に注意する

k24は「純金」とも呼ばれ、99.99%以上の割合で金を含んでいる金属を指します。

 

金製のアクセサリーの中では最も資産価値があり、価格も高いです。

 

しかし、金の純度が高いからこそ、傷がつきやすいというデメリットがあります。日頃からぶつけたり落としたりしないように慎重に扱うようにしましょう。

 

また、汚れを拭き取る際も注意が必要です。強く擦りすぎると細かな傷がついて、表面の光沢が損なわれてしまいます。

 

なお、k24は汗や皮脂汚れによるダメージを受けにくく、酸化による変色の心配はさほどいりません。

 

汚れた時は柔らかい布で拭き取るなどのメンテナンスをすれば問題ないでしょう。

 

k18は黒ずみに注意する

k18は、75%の割合で金を含む合金のことです。残りの25%は金以外の金属が含まれています。

 

k18は金の見た目でありながら、k24よりも硬度が高いため手入れがしやすいです。

 

毛が柔らかいものであれば、歯ブラシを使ってメンテナンスをしても簡単に傷つきません。

 

また、汗や皮脂汚れに強い特徴がありますが、長期間使い込むと徐々に黒ずみが発生します。

 

アクセサリーの使用後は、柔らかい布で汚れを優しく拭き取りましょう。

 

k10は変色に注意する

k10は、約42%の割合で金を含む合金です。

 

k24やk18と比べて金の含有率が低いため、硬度が高く、傷つきにくい特徴があります。

 

ただし、割合が少ないとはいえ金を含んでいますので、強く擦りすぎると傷がつきます。そのため、研磨剤の使用は極力控えましょう。

 

一方で汗や皮脂には弱く、酸化して変色することがあるので、扱いには注意が必要です。

メンテナンスの方法は、k18と大きな違いはありません。

 

柔らかい布や毛の柔らかい歯ブラシを使って手入れをしましょう。

 

金の買取は汚れていても可能

金は黒ずみや変色があって汚れていたとしても、基本的に買取が可能です。

 

ただし、度を超えて汚れているものは原状回復にコストがかかるので、断られる可能性もゼロではありません。

 

また、汚れの度合いによっては査定額が相場より低くなることがあります。

 

少しでも高く金を売るのであれば、極力自分で汚れを落として、綺麗な状態で査定に出しましょう。

 

金が汚れた時の対処法

こちらでは、金が汚れた時の対処法を3つ紹介します。

 

専用のクロスを使う

そもそも金製品の手入れはそこまで難しくありません。

 

日頃から金専用の革やクロス、メガネ拭きなどで拭いていれば、黒ずみは防げるでしょう。

拭く際に特別な薬品等は必要ないので、撫でるように優しく拭くことがポイントです。

 

クロスは通販サイトでも購入できますので、持っていない場合は早めに入手することをオススメします。

 

中性洗剤で洗う

クロスやメガネ拭きでは汚れが落ちない場合は、薄めた中性洗剤を活用します。

 

洗面器やシンクにぬるま湯を張り、洗剤を入れて優しく撫でるように磨きましょう。磨く際は幼児向けの柔らかい歯ブラシがオススメです。

 

なお、中性洗剤で洗う際は水の温度に注意して下さい。

 

冷たい水にすると汚れが固まる可能性があり、熱すぎると宝石と金の間の接着剤が溶けたり、温度差で宝石が割れてしまう可能性があります。

 

冷た過ぎず熱過ぎない、ぬるま湯を使うようにしましょう。

 

ブラシが届かない細かな部分の汚れは、15〜30分ほどつけ置きをすることで洗浄が可能です。

 

さらに注意点として、中性洗剤を使っても良い宝石とダメな宝石があることを覚えておきましょう。

 

ダイヤモンドやサファイア、ルビーのように硬度が高い宝石は問題ないですが、エメラルドやターコイズなどの宝石は中性洗剤を使うと表面がくすんでしまいます。

 

宝石がついた金のアクセサリーを中性洗剤で洗う際は十分に注意して下さい。

 

ちなみに、中性洗剤を使わなくとも、水だけで質が悪化する宝石も存在します。

 

オパール、真珠、琥珀やさんごなどの有機質の宝石は水に弱いので、自分では洗わないようにしましょう。

 

重曹を使う

便利な掃除アイテムとして有名な重曹ですが、金の手入れにも有効です。

 

ぬるま湯と重曹を3:1の割合で混ぜ、洗面器やシンクに入れ、汚れている箇所を毛の柔らかいブラシで磨きましょう。

 

純度が高い金に関しては、ブラシは使わず、最後に指で擦るかクロスで汚れを拭き取って下さい。

 

なお、酸化によって変色した金の色を戻すにはお酢やレモンが効果的です。これらの液体に金を浸すと酸化還元反応が起こり、元の色に戻せる可能性があります。

 

金の汚れを落とす手入れグッズ

最後に金の汚れを落とすのにオススメの手入れグッズを5つ紹介します。

 

歯ブラシ

細かな模様や入り組んだ部分を手入れする際は、幼児向けの毛が柔らかい歯ブラシがオススメです。

 

k24の金製品は傷つく可能性があるのでオススメできませんが、k18やk10の金製品であれば毛が柔らかい歯ブラシで対応できるでしょう。

 

専用クロス

日頃のメンテナンスに欠かせないのがクロスです。

 

専用のクロスやメガネ拭きなどの柔らかい素材であれば、傷つけずに手入れができます。日頃から使用後はクロスを使って、汚れを拭き取るようにしましょう。

 

茶こし

指輪やピアスなどの小さな金のアクセサリーは、手で持ちながら汚れを落とすのが難しいことがあります。

 

その場合は茶こしの上にアクセサリーを乗せて、ぬるま湯を流すといいでしょう。

 

流し場にアクセサリーを落としたり、そのまま流されたりすることを防げます。

 

中性洗剤

先述のように、金のアクセサリーの洗浄に使えるのが中性洗剤です。台所にある食器用洗剤を活用しましょう。皮脂汚れやくすみを落とすのに有効です。

 

ただし、中性洗剤を使う際は必ずぬるま湯で薄めて利用して下さい。

 

原液をそのままかけると変色したり色ムラが発生することがあるので注意が必要です。

 

アンモニア水

どうしても汚れが落ちない時はアンモニア水が有効です。

 

6倍に薄めてつけ置き洗いをすることで、汚れを取り除くことができます。

 

ただし、中性洗剤よりも洗浄力が強いため、金にダメージを与えることがあるので注意が必要です。

 

あくまでも最終手段としてのみ活用し、頻繁には使用しないで下さい。また、腐食性があるので長時間のつけ置きはしないように気をつけましょう。

 

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