頂き物を売るのに躊躇したことがある人は少なくないでしょう。そこでこちらでは頂き物を売る際の注意点を解説します。
不用品を高く売るコツも紹介するので、参考にしてください。
頂き物を売ることに反対の意見
頂き物を売ることについては、反対の意見と賛成の意見とがあります。まずこちらでは、反対側の意見を紹介します。
贈り主が亡くなるまで保管
頂き物を売る行為に対して、ネガティブな意見を持つ方は少なくありません。
贈り物には贈り主からの気持ちや贈り主との思い出が詰まっていますから、それを軽々しく手放すことは、自分が薄情な人間であると認めるようなものです。
特に贈り主が亡くなった後、その思い出深いアイテムを安易に売却することは、故人への敬意や感謝の念を欠いていると感じる方もいるでしょう。
そのため、贈り主が生きている間は、仮に使わない物であったとしても、売らずに保管している方が多いようです。
売らずに廃棄
反対派の中には、頂き物を売却はしないが、それを捨てる行為は問題なしとする方もいます。売ることで自分が利益を得て罪悪感を感じるよりは、利益を得ずに廃棄する方がまだ罪悪感が少ないと感じるためです。
しかし、頂き物を簡単に廃棄する行為は、贈り主の気持ちや思いを無視する行為とも受け取れます。
万が一贈り主に廃棄した事実を知られた場合、贈り主からの信頼を失う可能性があります。そのようなリスクを取るくらいであれば、まだ捨てずに保管しておいた方が幾分良いでしょう。
必要とする人に譲る
頂き物を直接売却するのではなく、必要とする人へ譲るのも一つの方法です。受け取った贈り物には、何らかの価値や意味があることが多いです。
しかし、必ずしもその頂き物に対して、贈り主の望むような価値や意味を見出せるとは限りません。
場合によっては、全く必要ない物や苦手な物をプレゼントされるケースもあるでしょう。
そういった場合は、その頂き物を必要とする人間に譲ることをオススメします。
ただし、譲ったことを贈り主に知られてしまえば、贈り主との人間関係が悪化する可能性があるので、くれぐれも注意してください。
頂き物を売ることに賛成の意見
続いて、頂き物を売ることに賛成の意見を紹介します。
売るのは所有者の自由
本来は贈り主が受け取り主に使用されることを期待して贈るものですが、最終的な選択権は受け取った側にあります。
そのため、頂き物であっても、自分に所有権がある時点で売るも売らないも自由であり、道徳的にも問題はないという考え方です。
贈られた物に対して感謝の意を示すことはもちろん大切ですが、贈られた物が自分のライフスタイルや価値観に合致しているかどうかは別です。売るのは個人の自由と考える人がいても不思議ではないでしょう。
不要な物を贈った方が悪い
頂き物の中には、明らかに贈り主側に非があるような、不要な物が含まれるケースもあります。不要な物を贈った方が悪いのだから、売られても仕方がないとする考え方です。
実際、インターネット上で実態調査をしたところ、「お祝いは体裁だけで、不用品を送りつけられた気持ち」「自分の好みではない物を押し付けられて迷惑」といった意見もありました。
そのような状況では、不要な物を贈った方が悪いと感じるのも自然なことと言えます。
所有し続けることにストレスを感じる
頂き物を売却する人の中には、所有していることにストレスを感じたため、売却に至る人もいます。
人は、持ち物が増えることで生活空間が乱れたり、整理整頓に煩わしさを感じたりすることがあります。特に、贈られた物が日常生活や自分の生活スタイルに合わない場合、保管すること自体がストレスになってしまうのです。
このような場合、ストレスから解放される上にお金が手に入るわけですから、売る選択をしてもおかしくはありません。
遺品整理の負担を減らしたい
たくさんの頂き物を保有している場合、持ち主が亡くなった後、遺族が遺品整理をする際に負担となる可能性があります。
それを懸念して、あらかじめ頂き物を売却しておく人もいるようです。
頂き物を売って失敗した例
頂き物を売ればお金になりますが、必ずしもメリットばかりではありません。
そこで、こちらでは頂き物を売って失敗した例を2つ紹介します。
フリマアプリで発見された
Aさん:
「友人からフィギュアのプレゼントを貰ったんですが、自分の好みではなかったため、フリマアプリのメルカリに出品しました。
なかなか売れないなと思って放置していたら、ある日贈り主である友人にバレてしまったんです。
バレた原因はシリアルナンバーでした。数量限定のフィギュアだったので、本体にシリアルナンバーが刻まれていて、本物であることを示すためにナンバーを写した画像も掲載していたんです。まさか見つかるとは思わず、友人にはひたすら謝りました」
廃棄後に写真を要求された
Bさん:
「旦那の上司の方から子供向けのおもちゃを貰ったのですが、我が家の教育方針には合わないものだったので、申し訳ないと思いつつ廃棄しました。
しかし、ある日その上司の方から「プレゼントしたおもちゃで遊んでいるお子さんの写真はないの?」と聞かれて、旦那が返答に困ったそうです。まさか捨てたなんて言えず、同じ物を購入するわけにもいかないので、毎回話をそらしているらしいです(笑)」
頂き物を売る際の注意点
頂き物を売るか売らないかは個人の自由ですが、売る際はくれぐれも自己責任でおこなう必要があります。
そこで、こちらでは頂き物を売る際の注意点を2つ紹介します。
贈り主に気づかれないようにする
頂き物を売却する際に最も重要な注意点は、贈り主にその事実を知られないようにすることです。売却の事実が贈り主に知られれば、信頼関係が壊れる可能性があるからです。
特に、SNSやオンラインのフリマアプリを利用して売却する場合、匿名性が保たれているように見えても、意外な繋がりや情報漏洩の可能性は残っています。
贈り主の気持ちを尊重し、不快な思いをさせないよう配慮することが、売却時の最も大切なポイントです。
共同の頂き物は事前に許可を得る
頂き物を売却する際、特に夫婦間で共同で頂いたアイテムがある場合、事前に双方の同意を得ることが重要です。
一方の判断だけで売却を進めることは、もう一方の感情や意見を無視することになりかねません。
夫婦間とはいえ、信頼関係を損なう恐れがあるので、必ず事前に相談しましょう。
ブランド品や時計を高く売るコツ
頂き物の中には、ブランド品や高級時計などの高価な商品が含まれることもあります。
それらは工夫次第で数万円規模で買取価格が変わる可能性があるでしょう。
そこでこちらではブランド品や時計を高く売るコツを4つ紹介します。
付属品を揃える
ブランド品や時計の価値は、本体だけでなく、付属品や保証書などがどれだけ揃っているかによっても変わります。
また、専用の箱やケース、説明書、保証書などが揃っていることは、その商品が本物である証拠となるので、不要な疑いや質問への対応を回避しやすくなります。
最小限の労力で買取価格を最大化するために、付属品はできるだけ揃えて査定に出しましょう。
日頃から手入れをする
時計やブランド品は、定期的な手入れやメンテナンスをすることが肝要です。キズや汚れがない、または少ない商品は、査定時に高く評価されやすいためです。
特に時計の場合、オーバーホールの履歴や、最近のメンテナンスを証明する書類があると、売却時の価格交渉に有利に働きます。
まとめ売りをする
同じブランドや似たようなカテゴリの商品を複数持っている場合、一括でまとめて売却することで、買取業者から提示される金額がアップする可能性があります。
買取業者からすれば、一度の取引で多くの商品を仕入れられる方が効率が良いためです。
複数の店舗で査定する
売却先の買取業者や店舗によって、査定の基準や価格が異なることがよくあります。
そのため、最初に訪れた店舗の査定金額に満足しない場合、他の店舗でも査定を受けることをオススメします。
また、最近はLINEを使ったオンラインの買取サービスなど、さまざまな選択肢がありますので、過去の取引実績などをチェックの上、最適と思う業者を選んでみてください。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。