1 ジャンク時計の買取は可能
1.1 ジャンク時計とは
1.2 電池切れだと断られることもある
1.3 元値が安いのもは断られやすい
2 ジャンク時計の買取が可能な理由
2.1 修理が可能だから
2.2 パーツ単品でも価値があるから
2.3 動かなくてもニーズがあるから
3 ジャンク時計の買取相場
4 ジャンク時計を買い取ってもらう方法
4.1 買取店舗へ持ち込む
4.2 宅配買取を利用する
4.3 出張買取を依頼する
5 ジャンク時計の買取における注意点
5.1 複数の店舗で査定してもらう
5.2 保証書や付属品を持ち込む
5.3 オーバーホールの有無は慎重に判断する
6 ジャンク時計の買取ならRiZへ
壊れて使えなくなり、長年放置している腕時計、いわゆる「ジャンク時計」は買い取ってもらえるのでしょうか?
こちらの記事ではジャンク時計を売りたい方向けに、買取価格の相場や注意点を紹介します。
ジャンク時計の買取は可能
結論から言うとジャンク時計の買取は可能です。しかし、全てのジャンク時計を買い取ってもらえるわけではありません。
そこで、こちらではジャンク時計とはそもそもどのような状態の時計を指すのか、またどのような場合に買取ができないのかを解説します。
ジャンク時計とは
一言にジャンク時計と言っても、状態は時計によって様々です。こちらではジャンク時計の例を4つ紹介します。
・長期間放置された時計
ジャンク時計でよくあるものは、3ヶ月以上放置された機械式時計です。
機械式時計には機械油が使われており、3ヶ月以上使わずにいると油が固まってしまい、針が止まったり、時刻が遅れたりします。
・全体または部分的に故障した時計
腕時計は部分的に故障することがあります。例えば、針は正常に動いているのにカレンダー機能だけが壊れていたりなどです。
ロレックスには日付表示機能が搭載されているモデルがありますが、カレンダー版に使われているスプリングに何らかの異常があるとカレンダー機能が使えなくなります。
ちなみに、機械式時計は20時から4時の間にカレンダーを操作すると、日付変更の歯車と時間表示の歯車が噛み合わず、壊れる原因となるので注意が必要です。
・一部の部品が欠損している時計
腕時計は修理の過程で部分的に部品が抜き取られる場合があります。
そのため、ジャンク時計を修理してから買い取ってもらおうと考えている方は、どの部品が抜き取られたのか、また部品を調達することは可能なのかを修理店で確認することをオススメします。
・一部が改造された時計
時計の専門知識がない人が改造を施した時計は、不具合が発生する可能性があるので注意が必要です。
アンティークの懐中時計を改造して腕時計型にしたものを「コンバート時計」と言いますが、コンバート時計は改造されたジャンク時計の典型と言えます。
改造を施したことで既製品ではなくなっているため、買取では不利に働く可能性があります。
電池切れだと断られることもある
本来は買取可能なジャンク時計だとしても、査定時に断られることがあります。その理由として多いのが「電池切れ」です。
電池が切れているだけで買取を拒否されるのには理由があります。
1つは「時計が動いているかどうかを確認できないから」です。つまり、動いていない原因が電池なのかそうでないのかを確認できないということです。
また、電池切れを起こしてから長期間放置していた場合、「液漏れしているリスクがあること」も理由の1つです。
ジャンク時計だとしても、査定に出す際は極力使える電池を入れた状態で持ち込むようにしましょう。
元値が安いのもは断られやすい
買取可能な状態のジャンク時計だとしても、時計自体の定価が安ければ、高い確率で買取を断られます。
買取業者からすれば、そもそも価値が低いものを買い取っても、利益が出るような価格で売ることが難しいためです。
目安としては、定価が10万円以上の時計であれば、買い取ってもらえる可能性があるでしょう。
ジャンク時計の買取が可能な理由
こちらでは、なぜ買取業者はジャンク時計を買い取ってくれるのか、その理由を解説します。
修理が可能だから
1つ目の理由は、修理が可能だからです。ジャンク時計は、状態次第では修理や加工をして、再度使用が可能な状態にすることができます。
個人では諦めてしまうような修理や加工も業者であれば対応できるので、買取が可能なのです。
パーツ単品でも価値があるから
ジャンク時計は、それ自体が時計として利用できなくても、パーツ単品で価値があるケースがあります。
つまり、パーツだけを抜き取ってリサイクルが可能なのです。買取業界ではこれを「パーツ取り」と言い、業者側からすれば、新品の部品を仕入れるよりもローコストで部品を入手できます。
動かなくてもニーズがあるから
時計として使用できず、パーツ取りをする余地がないジャンク時計でも、買い取ってもらえることがあります。
その理由は、コレクションとしてニーズがあるケースがあるからです。
例えば、すでに生産停止していて、中古市場でも流通量が少ない希少価値が高いジャンク時計などです。コレクションとしてそういったジャンク時計を求める人もいれば、資料として求める人もいます。
ジャンク時計の買取相場
こちらでは、インターネット上で買取サイトに公開されているジャンク時計の買取事例を10個紹介します。
・スピードマスター黒文字盤 クロノグラフ自動巻き
買取価格:20万円
・ブルガリ クォーツ時計
買取価格:4万円
・ロレックス オイスターデイトプレシジョン 手巻き
買取価格:20万円
・エルメス アイボリー文字盤 SS×レザーベルト
買取価格:8万円
・ショコラ デジタル
買取価格:4万円
・カルティエ マストタンクヴェルメイユ クオーツ時計
買取価格:8万円
・オメガ シーマスターダイバー300M コーアクシャル クロノグラフ 自動巻き
買取価格:25万円
・SEIKO SBGR287 Cal.9S65 ヘリテージコレクション シースルーバック クロコダイルストラップ 手巻き付自動巻き
買取価格:20万円
・ガガミラノ 白文字盤 ナポレオン 6000.1 自動巻き
買取価格:2万5000円
・シャネル ショコラ デジタル
買取価格:4万円
ジャンク時計を買い取ってもらう方法
こちらではジャンク時計を買い取ってもらう方法を3つ紹介します。
買取店舗へ持ち込む
主流なやり方は、買取店舗に持ち込む方法です。
店舗に出向く手間はありますが、査定士に直接査定結果の根拠を確認できるのは大きなメリットです。車移動ができる方は、複数の店舗に出向いて相見積もりを取ると良いでしょう。
宅配買取を利用する
宅配買取とは、売りたい物を梱包して買取業者へ発送し、査定してもらう方法です。
梱包用の段ボールや発送料を無料にしている業者が多く、店舗に出向かずローコストで査定してもらえます。ただし、買取をキャンセルする場合は返送用の送料を負担するのが一般的です。
出張買取を依頼する
出張買取とは、買取業者が自宅に来て「査定」と「買取」をおこなう方法です。
店舗に出向く必要がなく、梱包する必要もないため、売る物が大量にある方にオススメと言えます。
査定結果に納得できなければその場でキャンセルすることができ、出張費用もかからないことが一般的です。自宅に入られることに抵抗がない方であれば、3つの中で最も理にかなった方法と言えるでしょう。
ジャンク時計の買取における注意点
最後にジャンク時計を買い取ってもらう際の注意点を3つ紹介します。
複数の店舗で査定してもらう
査定はできる限り複数の店舗でおこないましょう。
対象となる商品の中古市場における流通量は時期によって異なったり、必要な部品調達の可否は業者によって違ったりして、査定額に差が出るからです。
定価が高い物ほど買取には慎重になった方がいいので、納得するまで他の店舗に当たってみるといいでしょう。
保証書や付属品を持ち込む
ジャンク時計の中には、高級時計として資産価値が高いものもあります。
決して雑に扱わず、専用の箱があればそれに入れて持ち込むようにしましょう。
また、保証書がある場合は合わせて持ち込むことをオススメします。箱や保証書がないと査定で不利にはたらく可能性があるからです。
特に並行輸入品の場合は偽物である可能性が正規品よりも高いので、査定士の目も厳しくなる傾向があります。
保証書やギャランティカードがあれば本物であることを示せるので、あれば必ず一緒に査定に出しましょう。
オーバーホールの有無は慎重に判断する
オーバーホールとは、専門業者に依頼して時計を分解・清掃・チェックをしてもらい、メンテナンスをすることです。
「買取前にオーバーホールをした方が高く売れるのでは?」と思う人がいますが、基本的に買取前のオーバーホールは必要ありません。
なぜなら、オーバーホールにかかる費用は基本的に高額であり、買取価格よりもその費用の方が高くつく可能性があるからです。
例えば、パテックフィリップのような超高級時計は、高くて30万円以上のオーバーホール費用がかかることもあります。
仮に30万円の費用をかけて10万円の価格アップにしかならなければ、20万円も損したことになります。
資産価値が高い高級時計は、事前にオーバーホールをしなくても高値で売れる可能性が高いので、どうしても気になる場合は事前に買取価格を確認してから検討するといいでしょう。
ジャンク時計の買取ならRiZへ
RiZには買取実績が豊富なスタッフが多数在籍しており、ジャンク時計を査定に関しても安心してお任せいただけます。
また、店舗買取や出張買取のほか「カンタンLINE買取(宅配買取)」といったサービスもご用意しています。
中でもカンタンLINE買取は、対象商品の写真を送るだけで査定依頼が完了するため、大変ご好評いただいています。
ジャンク時計の買取を検討されている方は、ぜひRiZにご相談くださいませ。
株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。